数ある趣味の中で最近「掃除」が趣味になりつつある

そうなったきっかけはこいつ


どれだけ擦っても落ちない汚れが落ちたという経験を一番最初にさせてくれたのがこいつ
もちろん万能な洗剤などなく、カビには塩素、カルシウム汚れには酸など適切に選ぶのが大事だけど
油汚れにはこいつの前では他の洗剤はただの泡立つだけのゴミ
まぁ食器や軽度な汚れをサッと落とすのを目的とした中性洗剤等と比べるのは愚かなことだけども

そんな中で油汚れ落とし界で前から気になってた洗剤があったんだけど
ついに買ってしまったのでレビューしたいと思います


なぜレビューなんかするかというとネットに転がってる情報がどれもいまいちだからです
Youtubeにある動画は「それ洗剤使わなくても水拭きで十分落ちただろ」っていう疑念しか湧かず
Amazon楽天Yahooなどのレビューは正直業者くさすぎるうえに効果の報告が見当たらない
確かにハウスクリーニング業者などで使用している所もあったけど効果まではいまいちつかめなかった

それなのになぜ気になり続けたかというと生分解を謳っているからです
洗剤の生分解性は疑問視する情報も多く、自分には判断がつかないけど
環境に放出しても大丈夫っぽいってのが気になり続けた理由です

それとこいつのいう万能っていうのは素材(ニス塗り木材以外)でニスも油なので落としてしまうくらい強力らしいので
自分の中の油汚れ落とし界の暫定王者マジックリンと競わせてみたくなったわけです

前置きはこれくらいにして早速稚拙な実験ではあるかもですが結果報告です



この3つの洗剤を使って外壁に10年以上塗り重ねられてきた排ガス汚れを落として見たいと思います
もちろん歯ブラシと水でどれだけ擦っても落ちません
中性で鉱物油なんて想定してないであろうキュキュットは落ちない証明で入れました



はい結果


左からキュキュット(改悪前の界面活性剤42%のもの) マジックリン スペースショット万能環境クリーナー

キュキュットは水を加えて歯ブラシで、残り二つは洗剤のみで歯ブラシでガシガシやりました


ちなみにこれはリビング用マイペット
原液に少し水を加えてガシガシやりましたがキュキュットと大差なかったです
弱アルカリ性だったのでついでに一応試してみました

説明に
外壁:高圧洗浄機で洗浄。
  (洗剤が乾燥してからの方がよく落ちる)
とあったのでやってみた

左半分へ塗布・乾燥・高圧洗浄
←塗布←乾燥←高圧洗浄

はい予想通り
ガシガシ擦ってやっと落ちる汚れがこんなもんで落ちると思えなかったんだよねぇ
でも高圧水当てたとき多少汚れた汚水が出たからその分は落ちてると思われる
塗布してない右半分にも当てたけど汚水は出なかったように思うから多少は効果あったのかもしれません
ちなみに家庭用の7Mpa程度の高圧洗浄機です
エンジン式15Mpa13L/minターボノズルも一応持ってるのだけど
この外壁に使用出来るかどうか分からなかったので試してないけどまぁたいして変わらなかっただろう


希釈に水又はお湯50〜60℃が最適とあったので
適当に熱いお湯に洗剤2〜3倍希釈くらいでやってみた
乾燥→高圧洗浄した場所で洗剤と歯ブラシでゴシゴシやった結果


体感的には原液使用と違いが感じられなかった

その上からマジックリンでさらに洗った結果


ちょっと光の加減で白く映りすぎたかもしれないけど
スペースショットが6割くらい落とすのに対してマジックリンは完全に落としきる
左端の汚れが分厚くなっている部分はスペースショットではかなりきつかった
マジックリンでガシガシ擦ってやっと落ちる


スペースショットに軍配が上がるとしたら
匂い・肌や環境にやさしいっぽい・水で流さなくても大丈夫っぽいといったところか
そもそもこんな頑固な汚れを落とすための洗剤じゃなかったのかもしれない
油汚れに特化したマジックリン・身の回りの油汚れに素材を選ばないスペースショットみたいな
そう考えるとあれだけ落ちたのは脅威的と思える

ただこいつには外壁用という3倍濃縮バージョンがあるんだけどそっちなら多分マジックリンくらいは落ちるような気はしてる
外にそのまま流せるというのが強みなのだろうけど生分解についてはよくわからない

マジックリン4.5Lが2,162円
スペースショット万能環境クリーナー3.8Lが2,322円
スペースショット外壁用3.8Lが7,820円

値段も3倍やね